シャンバラなブログ

シャンバラな日々のお仕事以外の旅やつれづれをつづります。

てんちゃんのボ

昨日の夜中 家の中でバタン!って
何かが倒れる大きな音がしたので
今度は何が起こったのかと
仕事場からおっかなびっくり見に行ったら
折りたたみ式の
ラタンのパーテーション(衝立)が倒れていた。

リビングの半分を仕切って
そこにラタンとウッドのW文字型のパーテーションを置き
その向こうに婆さんのおりたたみベッドを置いた。

婆さんはネコが大嫌い。
この間はベッドにやってきたネコを
ガラリと窓を開けて追いだそうとしていた。
深夜の大騒ぎで目が覚めた
ユキちゃんが駆けつけて事なきを得たが
翌朝やんわりながらも厳重注意をすると
ふてくされて
「人生をはかなむかわいそうな老人」になっていた。
わたしよりネコの方が大事なのよねえ。てな感じ。
ネコの方が大事さ そんなん。(笑)

その後、
パーテーションをネコが婆さんのベッドに侵入しないよう
に設置した。

婆さんは何故か
必要以上にパーテーションを伸ばそうとするので
並びが直線に近くなり倒れやすくなる。
それにたぶんネコが触れたのだろう

バタン!って倒れた。

ネコ、全身総毛立ち!全身ギザギザで
尻尾は巨大なたわしみたいになっていた。
耳ぺたーんとなって眼まんまる。

いやー久しぶりに見た(笑)
てんちゃんの
ボ!

バーさんはそんな大騒動に気づかないふりをしているのか
それとも本当に寝ているのか
よくわからなかったが(バーさんはごまかすのすごくお上手☆)
おきてこなかったのでよかった。

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天才バカボン

婆さん 上陸
夕食後 全員退避(笑)

「銀行に行ってな。
お金降ろして来ないかん。
お金ないからな。」
を夕方から5回くらい唱える。
ここ一か月で50回くら唱える。

こないだサイフ失くした。
いつも使っているサイフどこにやったん?
その前は2万円失くした。

いつもどこかにしまいこんで
そのまま忘れてしまう。
何日も家探ししても見つからず
絶望的になっていたとき
ペン立てと箱のすき間に
小さく畳んでいたのを発見!

長らく一人暮らししていた
婆さんのお金の管理がぐちゃぐちゃになってきたので
いっしょに住むことになった。

一度、
「もう、88なんやから
お金からええ加減卒業しなよ。
お金のことは考えんでええから。
そうしたら楽になるよ。」

と言ってみたが
その時はうなずいていたが
1時間後
「明日、銀行に行ってな。
お金降ろして来ないかん。
あんた通帳とハンコ持っといてくれてるよな。」

30年も前から出回っている
キャッシュカードの使い方は
元々わからないらしい。

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と、ここまで書いていたら
また妻に呼び出されて
婆さんのお金の話にへきえきしている様子。

明日、買うパンのお金がない。
お金降ろしにいかな。

だから毎日あんたは
ここでご飯たべてるやろ。
パンのお金の心配しなくていいの。

ああ、そうやったかな?

じゃあお金がなくていままで
どうやって食べとったん?

食うや食わずで おった。

どんなんや~!
ユキちゃんめちゃウケる。

毎日、どこに泊まってるの?

わからん。

昨日はどこに寝たん?

わからん。

病院やろ?
その前はこの家。

ああ、そうやったなかなあ。

あんたはここに泊まるか
病院かしか泊まってないの。

そうなんかん?

そうや。

でも お昼の弁当を買うお金がない。

それも一緒に行って買ってるやん。
お金を使うこと今まであった?
あんたにお金を渡すと全部なくすやろ。
こないだ2万円なくしたやろ?
それからサイフなくしたやろ?
携帯の充電器もなくしたやろ?
あんたにお金渡しても
ぜんぶなくすから渡す意味ないやん。
だからこうやって一緒に暮らしとるわけよ。
あんたがお金の管理が全部自分でできるんやったら
前みたいに一人で暮らして
毎週金曜日だけ一緒にご飯食べる生活にしてほしいよ。
でも、それがムリやからこうやって一緒におるんやんか。
わかる?

そんなに私はぼけてるんか?

立派にめっちゃボケてるよ。
でも歳やから仕方ないの。
自然なことなの。

人にもばれとるかな。
えらい恥ずかしいわ。

おもっきりばれてるわ。
それは恥ずかしいことでもなんでもないの。
それよりも
病室にパンツを干す方が恥ずかしいわ。
あなたは、
「お金の心配は
全くしなくていい、
すばらしい理想の生活」を
今しているのよ、
わかる?めっちゃうらやましいわ。
だからもっと楽しいことだけを考えていればいいやんか。

そうなんかいな・・・(納得いかん)

そうやよ!うらやましいわ。
あんたはいい人生やった、やった。って
過去形で話すけど
今が一番いい人生なんよ。
家族に囲まれてこうして話もできるやんか。
それをもっと楽しめばいいやんか。

そうなんかいな・・・(納得いかん風)
もっとしっかりしとるつもりなんやけどな。
そんなにボケとるかん?

めっちゃボケてるわ!

天才バカボンやな。

(めちゃウケる(笑)
そうや天才バカボンや!
ボケのエリートや!
あんたの大好きな「エリート」になれてよかったな。
さあ、もう寝よか。

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と実のない話をして
天才バカボンとの対話も
お開きになった。。。

ババゴジラから天才バカボンになった夜。

これでいいのだ!

ババ ゴジラ

ババ ゴジラが戻ってくる。
ゴジラは、腰をいわして 入院していたのだけれど
すっかりパワーアップして
きょうからうちに来襲アゲーン(T T)

腰をいわして、といっても
それも本当に痛いのかどうか不明で

先週 
「あ痛たたたたたたたたた!
あ痛たたたたたたたたた!
病院連れてって連れてって!」
大げさに騒ぐのですが

孫を見送りに行く時は
痛いとも言わず
玄関まですたすた歩くのです。

病院に行ったら
先生に腰を押されて

「あ痛たたたたたたたたた!ああああ先生!もう終わりやわ」
と診察室に響き渡る声で騒ぐので
看護婦さんたちに押さえつけられていました。(笑)

「全然終わらへんやねーか。」
とぼそっとつぶやいたら
先生に大爆笑されました。

とりあえず予防的に安静にするため
入院しときましょか。
と、言われて
心の中でガッツポーズ。^^
ありがとー病院!

しばらく平和な日々が続きました。

義務的に毎日病院に見舞いに行くのですが
本人はいたって元気で上機嫌。
昨日、おとといと
病院に行ったら2日連続病院の玄関で会いました。
パジャマも着ないで普通の服を着ていました。
暇なんでうろうろしているみたいです。

じゃあ、病室行こか?と病室に行ってみたら
盛大にパンツが干されていました。
あれだけパンツを干すなと言ったのに・・・。
(家でも洗濯はしなくて良いよ、と言っても
風呂場で自分で洗濯してリビングにパンツを干すのです)

買ってきたお茶とチョコレート(婆さんの好物)を手渡して
滞在時間1分で退散。

平和な日は永遠に続かず
いよいよ婆ゴジラカムバック!(T T)

ババ ゴジラ迎撃準備として
「ヤシオリ作戦」を学ぶため
最後の平和を享受するため
シン ゴジラを観に行ったのでした。

死にたいわー!死にたいわ!えーん!えーん!

婆さんと同居が始まり
ビミョーなテンションで生活することになった。
婆さんも婆さんなりに気を使ってくれるのだが
それはそれで却って逆効果になったりして
キレかけるときもあるが、
笑うしかない。

なんで同居になったかというと
物忘れがひどくなり
ボケが始まったからだ。
逆に言えば適度にボケてくれているので
まだ同居に耐えられる。

婆さんが現役のころには
同居なんて絶対に×1000倍一万倍一億倍、嫌だった。
今はボケて一人で生活が困難なので
人道支援の一環として同居しているが
いろいろ振り回されること多い。

が、もちろんケンカもしない。
ケンカなんてしようものなら
こっちが老人虐待の極悪人にされてしまう。

一年前に理不尽な振る舞いに
あんまり腹が立ったので
責めたら
「死にたいわ!死にたいわ!えーん!えーん!」
と泣き叫ばれた。
本当にえーん、えーんとこのままの発音で
声に出して言うので
こいつは絶対に死なんぞ。と思うのだが
これは完全に負け。

翌朝になるとケロリとして
おはよう、と機嫌よくはなっているので
その点はいいのだが

こっちはずーーーーん。(==)

46億年の参考文献

紙芝居「46億年」を描くにあたって参考にしている本です。

 

世界をやりなおしても生命は生まれるか?

世界をやりなおしても生命は生まれるか?

 

 

 

オールカラー完全復元 絶滅したふしぎな巨大生物

オールカラー完全復元 絶滅したふしぎな巨大生物

 

 

 シリーズ全巻

 

 

137億年の物語―宇宙が始まってから今日までの全歴史

137億年の物語―宇宙が始まってから今日までの全歴史

 

 

 

地球全史スーパー年表

地球全史スーパー年表

 

 

 

スノーボール・アース: 生命大進化をもたらした全地球凍結 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

スノーボール・アース: 生命大進化をもたらした全地球凍結 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

 

 

 

凍った地球―スノーボールアースと生命進化の物語 (新潮選書)

凍った地球―スノーボールアースと生命進化の物語 (新潮選書)

 

 

 

全地球凍結 (集英社新書)

全地球凍結 (集英社新書)

 

 

  シリーズ全巻

1 生命の星 大衝突からの始まり (NHKスペシャル 地球大進化 ~46億年人類への旅)

1 生命の星 大衝突からの始まり (NHKスペシャル 地球大進化 ~46億年人類への旅)

 

 

 

生命 最初の30億年―地球に刻まれた進化の足跡

生命 最初の30億年―地球に刻まれた進化の足跡

 

 

 

史上最強図解 これならわかる! 生物学

史上最強図解 これならわかる! 生物学

 

 

うちの婆さん

いろいろな事情があって
婆さんがうちに宿泊することが多くなりました。
老人大国ニッポンが
うちにもやってきました。

他人の眼から見ればギャグのような毎日です。が
当事者にとってはサバイバルの毎日です。

今日は冷蔵庫を壊されました。(^_^;)
ぼくらが2時間くらいいないあいだに
水を飲もうとしたのか
冷蔵庫をあけたのはいいのですが、
そこからは何があったのかはわかりませんが
ドアを壊しました。

2時間後に帰ってきたら
冷蔵庫の警報音(開けっ放し防止ブザー)が
鳴り渡っていて
婆さんは知らん顔でソファにごろんところがっていました。

この暑いのに冷蔵庫こわれたのか?と
開けてみると
ドアポケットにあった調味料入れが勝手に移動されていて
中身の配置が全て変わっていました。
何かがつかえてドアが閉まらないのかと思って
中身を全部出して
ドアを閉めようとするのですが閉まらず
ずっと警報音は鳴りっぱなしです。

何をしても閉まりません。
どうしようこの暑いさなかに
冷蔵庫壊れた~買い替えかあいくらかかるんやろう?
とりあえずはクーラーボックスに移し替えやな。
と、一瞬でいろんな想いがよぎりました。

ソファで寝ている婆さんに
冷蔵庫開けた?と聞いたら

忘れたった!

ですって!

それで済むんや・・。
いいなあ!老人って。
マジ思いました。

怒るというのは、まだ相手に対して何か期待しているから
怒るのであって。
もしかして、明日から変わってくれるかもしれない。
なんて期待が一ミリでもあれば怒りもしますが、

そんな期待も全くないので
黙るしかありません。

婆さんはごまかすように腰が痛い痛い
あいたたたたたたたたと
仮病なんだかホントなんだかわからないけど
わめいています。

どうも婆さんはぼくらのいない間に
水を飲もうと冷蔵庫開けたのですが
見つからなくて
中身の整理をしだした。
(よく人の物を勝手に整理する習性があり)
で、警報音が鳴ったので閉めようとした。
だが何かがつかえて閉まらない。
強引にバンバンとドアを閉めた
(婆さん力はハンパなく強い(笑)
しかも機械ハンパなく音痴)
冷蔵庫のドアがずれて
本当に閉まらなくなったのだと思います。

 

結局妻が
いろいろ補修して直してくれたんですが
(妻は水回りから電気製品の修理上手(笑))
本当に焦りました。^^☆

婆さんは都合の悪い記憶は
簡単に消去できる機能を最近身に着けております。
いい記憶も消えますが。

しかも、覚えているのに忘れた振りとか
いうゴマカシ機能は昔から天才的に上手なので
わけわかりません。

昨日は深夜 猫を追い出そうとしていました。
あれも相当焦りました。

ギャグと思わないとやってられません(笑)
紙芝居のネタにしてやる。

宮川下り 最終回

 

前回の続き
初めてお読みになるかたは
こちらからお読みください。⇒

shanbara.hatenablog.com



川の流れというのは、だいたいが蛇行している。
カーブになっている内側は河原になっていて
外側は岩場になって深みのある淵になっている。

漕ぐのに疲れて
河原で休憩して、
そのまま河原を歩くことにした。

ボートとソファをそれぞれの頭の上に
持ち上げてかぶり
日よけ代わりにして
河原を川沿いに歩いた。

徒歩の方が
ボートを漕ぐより早いし
体力の消耗も少ない、ということが分かった。

河原が尽きた頃に
ボートとソファを浮かべ
対岸の河原を目指して漕ぐ。
対岸まで渡るとまた
河原を延々と歩く。

妻は完全にキレていた。
最悪や、こんなん来るんやなかった。
騙された、もう最悪や。
ムカつくわ、マジムカつくわ。

私に対する呪詛の言葉を吐きながら
それでも前に進むしかないので
灼熱の河原を
食料もなく歩き
河原が尽きたら
また漕いで
をえんえんと繰り返していた。

私はなんとかなだめようと
作り笑顔で明るく振る舞ったが
妻は笑顔になることはなかった。

こういうの映画で見たことがある。
と思った。
八甲田山」という映画で
明治時代に 青森県
冬の八甲田山で無謀な雪中行軍訓練のさなかに
吹雪に巻き込まれ
何十人もの死者を出したという事件を
映画化したものである。
山と川 雪と河原 吹雪と太陽
が違うだけで
まるで八甲田山死の行軍だ。

ぼくらはひたすらゴールに向かって
妻は呪詛の言葉を吐き続け
私はへらへらしながら
黙々と河原を歩きボートを漕いだ。

やがて太陽は傾き
あたりが薄暗くなる頃
ようやく内城田大橋が見えてきた。
あの橋を超えたら
ぼくらの車が置いてある
宮リバー公演はもうすぐだ!

ロッキーのエンディングテーマが
脳内で流れ始めた♪

翼よあれがパリの灯だ!
リンドバーグの気持ちがわかる。
いますぐキスミーなんていったら
顔面パンチくらわされるので言わなかった。

宮リバーの河原に着いた頃は
すっかり暗くなっていた。
ぼくらはへとへとになって
ようやく車にたどり着き
タオルで体を拭いて着替えて
今度は出発点に置いてきた車を回収に行った。

10時間かかった距離を15分で戻り、
無事車を回収して
ごはんを食べにいった。
よかったーなーユキちゃん^^☆と
明るく言うのに
妻は無言。何言っても無言。
食事が終わって
じゃあ、家で。
とそれぞれの車を出しかけたとき
妻はバックで他の車にぶつけた。
疲労困憊していて
ぶつけてしまったのだ。
その修理代10万円。
高い川下りの代償だった。

その後数日して
妻の妊娠が発覚☆
というおまけつき。
子どもも一緒に川下りしていたのだ。

その後、3年間くらいは宮川を見るたびに
私は責められ続けた。
宮川のすぐ近くに住んでいるので
一日一回は責められた(泣)

それでも性懲りもなく私の川下りは続く(笑)
その後はライフジャケット
ボディーボード、足ひれ、
水中メガネ、シュノーケル
麦わら帽子と、
装備も洗練?して
距離も3-4kmと短縮した。

妻は二度と行かなかったが(笑)
一人で行くこともあったり、
長女、次女もとりあえず経験させた。
また、ひさびさに行ってみよーかなー。

連れてって、とか言われますが
私は気まぐれなので
約束事はメンドーなんです。
ま、タイミングが合えば☆ご縁があれば☆
ご一緒できるかも?

ってことで
カワクダラー ミキナカムラ
でございました。
長々とおつきあいありがとうございました。

完。

 
 
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