シャンバラなブログ

シャンバラな日々のお仕事以外の旅やつれづれをつづります。

八ヶ岳のかわいい建築

八ヶ岳山ろくには森の中に
ギャラリー、美術館、ペンション、カフェ、shopやかわいい住宅や別荘など
おしゃれで素敵な建物があちこちにあります。
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和風の建物がほとんどないところが
現実離れしていていてまた素敵です。
事実、童話や絵本の美術館がやたらに多いです。
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車で走っていたら見たことのある犬のアイコンの看板がありました。
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お、と思って車を止めて見てみるとキースヘリング美術館がありました。キースヘリングの名前をご存知ない方もあの絵は必ずどっかで見たことがあると思います。
タイでもかつての一時期、大量にキースヘリングのバッタもんTシャツがあふれていたことがあります。
キースヘリング、というよりも
建物があんまりかわいかったので行ってみました。

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中村キースヘリング美術館という名前もいいですね^^。
おんなじ中村だし。

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入るといきなりチビが「おしっこ」と言い出してきたので
トイレに連れて行ったら、トイレがまたかわいいんです。
白いちいさなタイル張りで便器がスタイリッシュ!^^
ユキちゃんと上のムスメはキースヘリングに興味はないみたいで
散歩してくる、といってどこかに行きました。
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中は撮影禁止になっているので撮影できるところだけ写真を撮りました。
屋上に続く階段です。ハート型の雲。
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屋上です。
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ここのスタッフのみなさん上品でとても感じのいい方ばかりでした。
ニューヨークの雑多なダウンタウンで生まれた絵が高原の美しい美術館にあるなんてなんだかミスマッチなような気がしますがPOPでモダンな建物にぴったり合っていました。
中の展示も建物も趣向が凝らされていて
キースが幼稚園の子供達とコラボした作品もあってチビも大喜びでみていました。
キースヘリングはぼくが20代のころに大活躍していました。あのころはアメリカの現代美術がすごく元気がよかったですね。バスキアとかホックニー、ウオホール、リヒテンシュタイン、ジャスパージョーンズ、篠原有司男、草間弥生とか大好きでした。


日本でもアートが元気がよかったんです。
「アートする」なんて言葉がはやったりして。^^今では「NOWい」とおんなじくらい死語ですね。


美術館を出るとユキちゃんたちはどこに行ったのか?と思うとメールが入っていました。
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メールの指示通りに道をたぐって行くと
森の中にこんな素敵なカフェを発見!
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土日とGWだけオープンなんて、シャンバラを上回る閉店率^^!うらやましい!
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アーチをくぐって庭の奥に進むと
かわいいshopの前のデッキでユキちゃんたちがお茶していました。庭にはたくさんの樹が生えていて庭と言うよりも森です。
涼しい風が吹いていました。

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オーナーの女性は東京と八ヶ岳を行き来する生活だそうです。
「住んでみたいです。」と言うと
「ぜひ、八ヶ岳に来て下さい」と言われました。
ぼくらは半分以上その気になりました。

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次にえほん村に行きました。
ここは絵本が沢山ある絵本の図書館です、
子どもらをそこに入れてぼくらはぶらぶらと森の中を散歩していました。
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個性溢れるいろいろな建築のお家があるので本当に散歩していても飽きません。写真に撮れなかったもっとステキなおうちもたくさんたくさん見つけました。
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伊勢でもし同じ建築があってもちょっと浮いてしまいますが
ここでは自然におさまるのは樹相が違うからだと思います。
八ヶ岳の樹は針葉樹は円錐形だし、広葉樹は枝がすっと伸びています。そうしてたくさんの樹の中に埋もれるようにして家が建っているので、より美しく引き立ちます。
伊勢の樹は、同じ杉の木でも
気候の違いでぼてっとした丸みを帯びた形にどうしてもなってしまいます。他の樹も同じです。
やはり寒い気候の樹はとてもかっこいいと思います。
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せっかくいいおうちを建てても砂利ばっかりで緑がひとつもない家が伊勢にはありますが、やっぱり緑がないとしまりません。
同じ緑でもその緑や木々がさらに美しいのが八ヶ岳なのです。
なので伊勢で八ヶ岳と同じ風な家を建てても浮いてしまうのでしょう。逆に、伊勢でちょっと浮きすぎな洋風の家でも八ヶ岳に持ってくればしっくりおさまるのではないか。
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などと屋敷拝見をしながらユキちゃんと話をしました。
自分の家は棚に上げて他人さまの家を見ながらあれこれ批評するのが好きな「おたく」でございます。

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