梅雨空
父親が死ぬ前にくれた花瓶?
煉獄のイメージで作ったのだそうだ。
雨水がたまって
かわいい蚊の赤ちゃんがたくさん泳いでいた。
20年ちかくも前に友だちが焼いてくれた
マグカップ。
彼もとても素晴らしい作品を作るのだけれど
ときどきこういうのも作りたくなるらしい。
これはこれでとても素晴らしい作品で大好きで、
コーヒーを飲んでいたが
ある日、割れてしまったので
庭に飾っている
梅雨でどこにもいけない日は庭にある
いろいろなものを鑑賞する。
雨があがってお日さまが顔をのぞかせた。
散歩にでることにした。
かぼちゃ畑にかぼちゃがごろごろ
人格があるみたいなキャベツ
どこまでも続くたばこ畑
空がうごいている。
風に乗って飛べよたんぽぽ。