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シャンバラなブログ

シャンバラな日々のお仕事以外の旅やつれづれをつづります。

熊野速玉大社

三重県と和歌山県の県境を流れる熊野川を渡れば
すぐに熊野速玉大社があります。
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朱塗りの鳥居に「熊野権現」って。
権現というのは仏教の仏様が
日本の神さまとなって現れたということなんです。
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未来に繋ぐ
日本の祈り

なんか頼もしそうなお言葉です。
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太いしめ縄↓
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境内は朱と白

朱と言う色は
辰砂という赤土から取れる色なんです。
その辰砂には水銀が含まれているのです。
別名には賢者の石、丹砂、朱砂、丹とも言われています。
日の丸の赤も、この辰砂の色なんだそうです。
ここでも丹が。
しかし、辰砂というよりも
今はコンクリート製の社殿にペンキが塗られていて
それほど感銘もしませんでした。

丹についてはブログの丹生大師をご覧ください。
http://d.hatena.ne.jp/mikishanbara/20110203
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そうして八咫烏が至るところに。


そう、ここに来たのはカラスの夢がきっかけだったのです。
お正月に夢を見ました。
カラスの王を呼ぶ儀式をしたら
巨大なカラスの王が飛んできて
僕の肩に止まりニヤリと笑う夢でした。


なんだろう?
と思ってずっと気になっていました。
カラスと言えば熊野の八咫烏(やたがらす)です。
サッカーの日本代表のマスコットにもなっています。

熊野に行こう。と思いました。
なぜ、そんなに夢にこだわったかというと、
さいきんは、自分なりにもいろいろな意味で、
順調とも言い難く、手詰まり的な状況が続いていて、
なんとか打開をしたいと考えてはいろいろ試しては見るもののあまり成功していません。
まあ、それでも上手く行かないときこそ
伸びるチャンスだと考えて
悲観的にはなっていませんが、楽ではないです。
それで、
自分なりに全てにセンサーを張り巡らせて
なにか触れるものがあれば、
それが何かを確かめてみたいと、
そんな時に見たのがカラスの王の夢でした。

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参道脇に八咫烏神社がありました。
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とてもちいさなかわいい神社でした。
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八咫烏と記念撮影しました。^^


神社を出て、ぶらぶら歩いていたら
みやげ物を売る掘っ立て小屋みたいなのが
並ぶ小さな横丁がありました。
昔、交通手段が船だったころ、
熊野川の河原にはこうした掘っ立て小屋が
いくつも立ち並んでいたのだそうです。
それを再現したおみやげ物屋さんがならんでいました。お客さんはぼくらだけでした。

そこの一番奥のお店から
尼僧の装束を着た女の人が
「無料で熊野曼荼羅の絵解きをしますので、見て行ってください。」
と声をかけてきました。
まあ、土産物屋さんの宣伝なのだろうですが、
熊野曼荼羅の巨大な掛け軸がかかっていて、女性がにこやかに招くのでその尼僧さんの勢いに押されて
ぼくらはベンチにすわって、
絵解き曼荼羅を聞くことになりました。

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熊野曼荼羅とは
熊野の神々の関係やいきさつをわかりやすく解説した、一枚の紙芝居のようなものです。


最初にその女性が尋ねました。
「どうして熊野に来られたのですか?」
そんなことを尋ねられるとは思ってもみませんでした。ちょっとびっくりしましたが、これも何かの縁かなあ、と正直に話しました。
「いや、実はカラスの夢をみまして・・・」と夢の話をすると、
大変驚いてくれて、
「まあ、すごい!そのパワーを分けてください!」と
握手を求められました。
「いや、パワーがないから来たんですけど・・・^^」
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むかし、インドの神さまが神倉山のゴトビキ岩に降り立ったのがはじまりと言われています。
神武天皇が九州から攻め入りまず、新宮に上陸しました、そのときに道案内をしたのが八咫烏でした。
八咫烏の八咫とは親指から薬指まで広げた長さを一咫という単位で約20cm。
八咫というのは約160cmの大きなカラスです。
まさに夢に出てきたカラスです。
また、秦の始皇帝の命を受けた徐福が
不老不死の薬を求めて新宮の地に降り立ったという伝説もあります。
その不老不死の薬とは「水銀」だったのです。
実際、始皇帝は水銀を薬として飲んでいたと言われています。そのほか、いろいろな物語を面白おかしく語ってくれました。いままで知らなかった熊野のお話はとても興味深かったです。


実際無料だったのですが、
おみやげ物を買わないわけにも行かず、
八咫烏のたまご」と「八咫烏のおとしもの」いう饅頭を買いました。


その曼荼羅の無料絵解きは
土日の11時から12時の間しかやっていないということでぼくらはすごくラッキーでした。

そうして、神倉山に行こう、ということになりました。熊野の主な名所、寺社仏閣はだいたいまわっていたのですが、神倉神社はまだ言ったことがなかったのです。
熊野の始まりはここに「インドの神さま」が降り立ったというところからはじまっているのです。