大紀町錦
前回の続きですが、芦浜は大紀町の錦という町から出発しました。
二十年以上芦浜原発で大紀町(当時は紀勢町)と南島町(今は南伊勢町)は賛成と反対に渡って対立していました。南島町の中でも賛成派と反対派に分かれて親戚づきあいや近所づきあいも分断されるなど、
原発立地で地域が分断されていました。
錦は原発を受け入れた街でした。
原発を受け入れるということは
たくさんの交付金が自治体に入ります。
そんなお金で建てられた立派な建物が街のあちこちにありました。
トレッキングの後でとても疲れていて
とても歩いて巡れなかったのですが、
車で回っていろいろ写真を撮りました。
街を見下ろす高台にオリンポスの神殿かと
見まごうばかりの立派な旧紀勢町役場現大紀町錦支所があります。
あと、神殿の次に目を引いたのは
このバベルの塔
津波の避難所のようです。
錦という地名は丹敷一族から来たのだそうです。
丹敷一族は前のブログでも書きましたが
水銀を採取する一族のようで、
日本書紀には神武天皇の軍隊に戦い破れたとあるようですが、
そのときに水銀の毒を使って戦ったような記述があるそうです。
街自体はゆったりとした漁港でとてもいい街です。
次回また機会がありましたら錦の街を
ゆっくり巡ってみたいと思いました。
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