ふくしまいせしまウインターステイ2
福島の子供たちを招いて
ウインターステイが志摩市で開催されています。
中には去年の夏から伊勢志摩に来るのは
5回目という子供もいます。
子供たちはとっても元気で外遊びを楽しんでいます。
きょうはおおみそかで、
おでんと年越しそばが出ました。
志摩地方では大みそかに豆まきをする風習があるそうです。
鬼のお面をつくるお母さんと上野代表
福島ではいまだに
お外での遊びは制限されています。
森には立ち入れないし
除染しても落ち葉が落ちてくると線量が上がるそうです。
除染で取り除いた庭の土は、持って行き場がないので
そのまま自宅の庭に埋められてしまうそうです。
先日の地震では福島原発4号炉の倒壊がこわかった、
とみなさんおっしゃっていました。
4号炉の燃料プールには沢山の燃料棒がそのまま残されています。
それが倒壊したら
今までの何倍か何十倍の放射能が大気中に放出されることになります。
小さなお子さんをお持ちのお母さんたちは
大変な神経を使って生活しています。
それでもみなさんニコニコ笑って、何事もないようにふるまっています。
福島では「放射能が怖い」と、大きな声を出せません。
「そんなことを言うと風評被害が起こる」などと言われて
心配する声はどんどんかき消されていきます。
子供たちを安心して外で遊ばせたいと願うお母さんたちは
福島にはたくさんいます。
三重でも福島への関心はどんどん薄れていっているように思えます。
もう原発事故はないものだと思っていますが
福島の人たちにとってはまだまだ厳しい現実が続いています。
どうぞ一日もはやく福島の人たちが
本当に安心して暮らせる日々が来ますように。
本当の意味での復興がもたらせますように。