シャンバラなブログ

シャンバラな日々のお仕事以外の旅やつれづれをつづります。

 奥飛騨慕情 1

飛騨に行く予定なんてなかった。

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オートキャンプ場に連泊して
テントはないけれど最初に予定していた更に山奥のキャンプ場に行こう、
行ったらバンガローぐらいはあるだろう。
ということになり、テントを撤収して
オートキャンプ場を後にした。


そのキャンプ場は標高1500m(今は標高1000m)の
白樺林の中に小さな池があって
池のほとりにテントが張れる、
と言う夢のような場所だ。
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しばらく走ると牧場があった。
子供が「お馬。お馬」というので
ちょっと寄り道して行こうと車を停めた。
しばし牧場で遊んだあと、
さあ出発、とキーを回すが
セルがまわらない。エンジンがかからない。
バッテリーだ。


昨日もトンネルからヘッドライトをつけっぱなしにしてしまい、
キャンプに戻ってきてバッテリーがあがってしまい
管理人さんに直結してもらい、始動させた。
それからしばらく走ったので充電できた、と思い、
キャンプ場を出るときも難なくエンジンはかかったのに、
ここに来て
一向にエンジンはかからない。
どーしよー・・・。
仕方がないので牧場の人を呼んで
事情を話すと、にこやかに承諾してくれて、車を横付けしてくれて
バッテリーの連結コードを結んでくれた。
ところがかからない。
何回やってもエンジンがかからない。
困った。こうなればJAFを呼ぶしかないのか・・・。
困り果てていたら別の牧場の人がやってきて
「ああ、これは接続だ」といってコードを付け替えたら
難なくエンジンがかかってほっとした。


最悪、このまま車が壊れたら
電車で帰って、またここまで車を取りにくるのか・・・とか
いろいろ考えてしまっていただけに
めちゃめちゃほっとした。


自動車は 動かなければ ただの箱

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とりあえずバッテリーがだめだ、と言うことで
直結コードを買いに
坂道を10km下って、きのう行ったホームセンターに
行くことにした。
10kmも走ったらバッテリーにも充電されるだろう。


ラジオをつけたら天気予報。
山梨県山間部では午後から雷雨になるでしょう。
また雷雨か・・・。
どーする?
ホームセンターではエンジンはアイドリングしたままで
バッテリーの直結コードを買った。
これでどこで動かなくなっても誰かに助けてもらえはするはずだ。
しかし雷雨はどうよ。
またこれから山に登って、雨降られに行く、ってか。・・・。
風呂も入ってないのに。


ホームセンターで思案することしばし。
丁度、このホームセンターの目の前が中央高速の長坂インターだったので
他に移動しよう。と言うことになり、かなり名残り惜しかったが
中央高速に乗った。


諏訪湖のSAでエンジンを止めて昼食を食べて
また車を動かそうとしたらまたエンジンがかからない。
やっぱりバッテリーがもう寿命だ。
早速さっき買った直結コードが役に立ち、
となりに停めていた人にお願いして
エンジン始動!今度は一発でかかった。
エンジンがかかるって嬉しい。車ってすばらしい!^^


この時点ではまだこれからどこに行く、とも決めていなかったが
とにかく家にはまだ帰りたくない。という意見は同じだった。
今度はオートバックスだ、バッテリー交換だ。と言うことになり
塩尻で高速を降りたらすぐにオートバックスがあった。
さっそく飛び込んでバッテリーを替えてもらったら
快調にセルはまわり、エンジンがかかった。文明の力を感じた^^!


さて、どこに行こうか、とおもって迷走を続けていたら
上高地、と言う看板が見えてきたので
上高地はマイカー規制があって車では行けないので
阿房トンネルを越えてみようと言うことになり
そのまま走って飛騨、平湯温泉に着いた。
もうバッテリーで疲れて
キャンプムードでもなく
とりあえず温泉、温泉と言うことで
案内書で旅館を紹介してもらい投宿。

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清里のさわやかな高原から
いきなり奥飛騨慕情に変わった。