朗読会
朗読会は
ぼくが前からずっとやってみたかったことでした。
一人1-2個ずつネタを持ち寄って
朗読します。
それを集中してぢッと聞きます。
一語一句聞き漏らすまい、と
両ひじを突いて指を組んだ両手のひらに
目を押し当てて視覚を遮断して
聞きました。
うまいとか
へたとか関係なく
その言葉が何を言っているのか
じっと耳を凝らしました。
まずぼくが
祝詞を読みました。
朗読会なんで何読もうか本棚の前で
ぱらぱら本を見ながら
ちょっと読んでみたりするのだけど
なんか、コレ、ってもんがないなあ。と
いろいろ読んでは見るんだけど。
と思って祝詞のお経本?みたいなんがあって
(蛇腹の本)
これを明るく読んでみたら
今までのノリトとは全く違う、
楽しい文章なのでした。
次の人が
宮沢賢治の「よだかの星」を読みました。
たかやほかの鳥たちに
いじめられたよだかが、星になったのか、死んだのか、
微妙な結末の話で寓話的な要素もあります。
もうちょっとなんとかなっただろう。的なつっこみもはいるし
よだかというのは昔で言う遊女の意味もあって
ラストのほうは荘厳な宇宙的になってきます。
いろんな捕らえ方ができるお話です。
次の人が
心の中にじぶんのおうちを持ちましょう。
というかわいい絵本を読みました。
最初は朗読だけを聞いていたので
西洋人らしい
個人主義的なところもある話だなあ、とも考えながらも
なかなか共感もできました。
終わってから絵をみせてもらったら
ずいぶんかわいい雰囲気だったので
絵と文章が程よく中和できました。
次の人は
寺山修司と谷川俊太郎の
ビデオレターを読みました。
ずいぶんと難解で
おバカなぼくにはあんまり理解できなかったけれど
どこまでが自分か、とか
わたしは誰かとか
そのような問いかけが
映像的な言葉で続きました。
意味と言うよりも
言葉の発する映像感覚のようなものかな、
とか思ったりしました。
今回は4人しか集まらなかったので
一人2回ずつ読みました。
2巡目のぼくは新聞の読者投稿^^)を読みました。
こういった会は世俗を離れがちな内容になるので
ベタな文章でバランスを採ろうと
わたしなりの配慮?^^)です。
新聞の読者投稿欄は愛読しています。
次の宮沢賢治は「猫の事務所」でした。
次はわたしと小鳥と鈴by金子みすず
次はサカナ日和「モスベーダー」
その間にいろんな感想を言い合ったりしながらも
話は常に脱線しつつ
たくさんおしゃべりしました。
あとになって思うと
ぼくにとっては
すごく深い時間でした。
昨日の朗読会で聞いた話を
いろいろと思い出して
今日ゆっくり味わえました。
「朗読会」は、たびたびやっていこうと思いました。
準備もあまりかからないし、簡単にできるし
その割りにはすごく深い時間が過ごせると思います。
今回来られなかったみなさんも
ぜひ次回は参加してください。
今回は4名でしたが6名くらいになると
もっと世界が広がる気がします。
あと
「カオ描」も次回やりたいです。
前回もやりましたが
絵を描くこともおもしろいのですが
それにいたる心の動きがとても面白いのです。
これは実際に体験してみないとわかりません。
あと
「伊勢志摩秘境摩境ツアー」もいずれやりたい企画ですが
伊勢人も知らない秘境を知っています。^^
ただの遠足みたいになっては面白くないので
それと表現を絡めた手法でなにかないかなと思案しています。
あと
「いばちゃんのリズムの森」も10月か11月にやります。
焚き火しながらもいいなあ。