シャンバラなブログ

シャンバラな日々のお仕事以外の旅やつれづれをつづります。

ガンガサンガ伊勢公演

7月2日月曜日伊勢神宮内宮前修養団にて
ガンガサンガ伊勢公演が行われました。
今日はその時のレポートです。


修養団は内宮と向かい合った高台にある神宮関連の研修施設です。
濃い緑に覆われ濃密な空気に満ちたとても素敵な場所です。
夕方の光を浴びた朝熊山がくっきりと浮かび上がりました。
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開演予定時間を少し過ぎて
クリシュナ神の像に灯とお香をともして
緩やかにあみさんが登場しました。
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あみさんは毎年、伊勢で踊って
今年でもう5回目の公演です。
回を重ねる度に、円熟味と優美さが増して
見る者をインドの神様の世界に案内してくれます。
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くるりくるりと螺旋を描きながら舞い、ぴたりとポーズを決め、
そしてまたくるりくるりと螺旋を描く
クリシュナがラーダがシヴァが
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現れては消え消えては現れ
やがては会場全体がぐるぐる回りだすような
そんな神秘的な踊りでした。
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一つの照明のほかには何の舞台照明も背景も飾りもない
シンプルな会場でしたが
後ろの白い壁が影絵のようにあみさんの踊りを映し出して
不思議な効果を与えていました。
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まわりながら踊りながらスピードをまして
そしてまたぴたりと静止する。
静と動、光と影、陰と陽
そのコントラストの
妙なる宇宙の踊りにもううっとりと夢幻と無限の世界を
堪能させていただきました。
第1部が終わりました。
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第2部はシタールの南澤さん、タブラの森山さん タンブーラのちえさんの
インド古典音楽の演奏です。
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南澤さんと森山さんの演奏を聴くのはこれで3度目ですが
今回は特にすばらしい入魂の演奏を披露していただけました。


インド音楽は始まりはとても瞑想的で静かなシタールのソロではじまります。
今回は真夜中のラーガ、と言うことで本来は深夜に演奏される音なんだそうですが
真夜中にふさわしい妖しい旋律がはじまりました。
ながーいながーい、ねちっこーい音が繰り返されます。
日本人では考えも及ばない妖しいぞくぞくするようなメロディーライン、
今まで逢ったたくさんのインド人の怪しい顔が心をよぎりました。
シタール独奏からやがて
タブラと言う太鼓が絡み始めるとそこからいきなり
盛り上がりだします。
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またここでも螺旋を描くように繰り返される旋律
たった2つの太鼓から何種類の音が飛び出すのか
ものすごい高速で叩き出されるタブラの音たち。
シタールがさらに走り出し、タブラと追いかけっこしながら
スピードは上がる一方、
この辺でもう完全に持ってかれました。
もう誰にも止められません。
一音たりとも無駄なおとがなく、
全て快感の方にどんどんひっぱられてゆきます。
止まらないジェットコースター、それもめちゃめちゃ妖しいデザインの。
そんなのに乗っかって後悔しながらも身体と心は快感につつまれている。
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あーこのままどこまでいっちゃうのー!
もうどこまでもいっちゃって〜!めちゃくちゃにして〜!
とまあ、下手なエロ小説のようですが
たっぷりと妖しい官能的な音楽に大興奮しました。
さすがはカーマスートラの国。タントラの国。


インドでは
音楽も踊りもセックスもヨガも瞑想も
全ては神様と一つになる手段なんです。
まさに、その日、日本の神様とインドの神様が
一つになった。
そんなガンガサンガムのライブでした。


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やがて音楽が止み、明かりがともされて
大拍手のうちに無事コンサート終了となりました。
ご来場のお客さま、ありがとうございました。


片付けをして、みなさんとハグしてまた来年の再開をお約束して
ガンガサンガはまた次の公演へと旅立って行きました。

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ガンガサンガの全国ツアーは続きます。
みなさんの街にも行くかもしれません。
もし、機会があるならぜひ、お見逃しなく。
本当にすばらしいですよ。
HPもチェックしてみてくださいね。
http://www.geocities.jp/gangasangam/