夏旅 八ヶ岳 2
清里のオートキャンプ場に連泊することになって
今夜はバーベキューでもしようということになり、
スーパーまで買い物に行った。
スーパーは八ヶ岳の広大な裾野を
10km以上、下ったところにあった。
横にはホームセンターもあって炭とか食料を買い込んで
再び今度は坂道を延々と登り、キャンプに戻った。
ゆっくりと森の木立の奥に陽が傾きかけてきて
炭火はいい感じでおき火になり
とうもろこしを焼いて食べ、ウイスキーを飲んだ。
ゆっくりと流れる時間、森を見て、雲を見て、
うたた寝して、さてそろそろ陽も暮れかかり
肉でも焼こうか・・・。
と思ったとき、
雲が空を覆い、遠くで雷がゴロゴロ鳴り始めた。
雨、来るかな〜。
まだ、大丈夫やろ。
と空を見上げながら肉を焼いていたら
ポツン、と雨だれが当たったな、と思った次の瞬間
ダーーーーーーー、といきなりバケツをひっくり返したような雨。
テーブルの上の食材なんかをあわててテントに避難させ、
ぼくと子供2人は車の中、ユキちゃんはテントに避難。
まだそのときは、ほんの夕立だろうと、楽観していたが
シャリシャリシャリ〜〜〜。と銀紙をこするような雷の音がして
ピカッと光った次の瞬間、ガラガラガラガラガシャーーーーーンと
大音響が響き、滝のような雨が容赦なく降り注ぐ。
道は急流のように水が流れ20分、30分と全く雨の止む気配もない。
テントに行こうとするが全く外に出られない。
1時間ほどして少しやみかけたかな、と思ったので
やっとテントに移動。
その次の瞬間にまたもやダワダワダワ〜〜^^と滝のような雨。
子供たちはおなかすいたーの大合唱。焼きかけの肉はもう水浸しだろう。
テント内で料理するわけにも行かずひたすら雨の行くのを待つ。
こういうときはなんかかえってハイになってしまい、
しりとり大会とかおうたの合唱で盛り上がる。
結局2時間ほど豪雨に耐え、雨は上がった。
時計を見ると9時近く。
そっからバーベキューを再開。
温泉に行こうと思ってたのにそれも行けず、
雨と土でどろどろになって眠る。